絶対に困りたくない!謝恩会完全攻略ガイド!

絶対に困りたくない!謝恩会完全攻略ガイド!

幼稚園に保育園、小学校、中学校、高校、あるいは大学に至るまで、大切な思い出の1ページとなる「謝恩会」。

幹事になったけれど、どうしたら…?
でも、先生と子どものためにも失敗できない…!

そんな不安をすっきり解消!

・謝恩会の準備に必要なこと
・当日スムーズに進行するためのコツ
・盛り上がるための出し物紹介

卒園、卒業謝恩会の運営で困らないための秘訣を大公開いたします。

まずは謝恩会について知りましょう。

さて、卒園式や卒業式と合わせて開かれることから、卒業パーティーと混同されがちですが、実は趣旨が全く異なります。

  • 卒業パーティー…卒業を記念して開かれる懇親会。
  • 謝恩会…園児や児童、生徒とその保護者から、お世話になった先生たちや職員の方々へ、感謝の気持ちを伝える会。

コミュニケーションに重きを置く卒業パーティーに対し、先生や職員をゲストに招き、感謝の気持ちを伝える場を謝恩会と呼びます。
そのため、謝恩会の主催は子どもたちに代わり、保護者が担当することが通例となっています。

それでは、実際に謝恩会のために何が必要なのか、どうしたらスムーズに運営できるのか、大きく8つの項目に分けてご紹介いたします。

①運営メンバーそれぞれの役割を決めましょう。

運営メンバーそれぞれの役割を決めましょう

<リーダー・副リーダー ※リーダー:1名 副リーダー:1~2名>

  • すでに上の兄姉が卒園、卒業しているなど、先生や職員さんのことをよく知っている
  • 前年の謝恩会運営の方から直接話を聞くことができる。
  • 積極的に行動することができる。
  • 客観的に物事を判断することができる。
  • 協調性がある。

リーダー陣はあくまでみんなで決めたことの取りまとめと、必要に応じてそれらを先生側へ伝達、交渉する役割です。
進捗がよくない班を手伝うなど、全体を把握し、サポートを行う役割も担います。
決して、リーダーだからと自分の意見を押し通してはいけません。チームの士気が下がり、会自体の満足度も下がってしまいます。
リーダー陣が積極的に動き、全体を見渡せるかが、成功の鍵となります。

<企画・進行班 ※2~3名>

  • アイデアマン。
  • 管理や調整が得意な人。
  • コミュニケーション能力が高い。
  • 打たれ強い。
  • 協調性がある。

当日の設計・管理を行います。
出し物企画の立案から、当日の進行タイムテーブル、管理にいたるまで、謝恩会を仕切る立場です。
会全体に関わるので、それだけいろいろな人と調整や交渉が必要になります。
また、全体の流れや企画そのものを考案する班なので、アイデア出しを活発に行うことができると良いです。
ただし、猪突猛進に進んでしまうと、他のメンバーが置いてきぼりになるので、きちんと冷静に周りを見れる方を配置すると良いでしょう。

<製作物班>

  • 手先が器用。
  • PCに強い、もしくはそういった人とやり取りできる(旦那さんが得意など)。
  • DIYが好き。
  • 自宅で作業に集中できる。

謝恩会に必要な製作物全般を担当するため、ここのスキルの層が厚いとさまざまな出し物が実現可能になります。

例えば入場ゲートを手作りしたり、当日の名札をかわいらしくアレンジしたり、大きいものから小さいものまで広く製作していきます。
家で小物を作成するなどは、共働きのご家庭でも加わりやすいので、そういった方を配置すると、メンバー全員で作り上げている結束力も強まります。

またムービー編集やスライドショーに音楽をつけるなど、PCでの作業に抵抗がない人がいることも、準備を楽にする上では重要です。
メンバーにそういったことが得意な人がいないからといって、ムービーなどを諦めることはありません。
そういったツテがある人に頼んだり、あるいは簡単に編集できるフリーソフトもダウンロードできるので、そういったものを使用すれば、素人でも編集や作成することが可能です。

<予算管理班>

  • 感情に流されず、客観的な判断ができる。
  • 細かいところが気になる。
  • 全体的に見渡せる。
  • 節約上手。

何をするにも基本的にはお金がかかります。
それらをまかなうのが参加費です。あまりお金を使いすぎると参加費が高くなり、参加者が減ってしまう恐れがあります。
そうならないためにも余計な費用が発生しないように、無駄遣いをしないようにする監視役です。
そうは言っても、予定外に発生する費用はつきものです。
予算管理班に一番重要なのは「金額が発生するものに対して、本当に必要か、もっと別の手段がないか」など、客観的に判断することです。
ただし、あれもこれもを禁止しすぎると、会自体がさみしいものになりかねないので、そのあたりの機微も求められます。
また、実際にかかった費用の管理など、翌年の運営メンバーへ引き継ぐ資料作成に欠かせない存在です。

役割をはじめに作っておくことで、自分が何をしなければならないかが明確になり、運営がスムーズになります。
また、それぞれの班長も決めておきましょう。

②謝恩会の目的と方向性を決めましょう。

謝恩会の目的と方向性を決めましょう

運営メンバーが決まったら、次は「この謝恩会をどういう会にしたいのか」を決めましょう。

謝恩会とは、
「お世話になった先生たちや職員の方々へ、感謝の気持ちを伝える会」のことでしたね。

つまり、謝恩会はそれ自体が目的を持った会です。
その目的を運営メンバー全員が認識、理解し、会の運営に望めるとよいでしょう。

続いて方向性です。
感謝を伝える、という大きなゴールがあるものの、ただ「ありがとう」を伝えて「はい、解散」で良いのでしょうか?
そういったものも1つの形かもしれませんが、せっかくなので、ひと工夫したいですよね。
具体的にどういう出し物をしたい、などの前に例えば、

  • 普段は寡黙でムッとした表情のあの先生がずっと笑ってるような会にしよう!
  • 先生みんなの顔が涙でぐしゃぐしゃになるくらいの感動的な会にしよう!
  • 先生と子どもたちが共同で作業するような催し物を企画して、子どもの成長を改めて実感してもらおう!

など、「この運営メンバーが目指す、謝恩会のゴール」を決めておくと、メンバーのやる気も上がります。

③予算を決めましょう。

予算を決めましょう

目的とゴールが決まったら、予算の確認です。

前年の引継ぎ資料がある場合はそれらを確認し、倣うのがベターです。
もし、引継ぎがない場合は、以下をご参照ください。
また基本的には、会の目的から教職員の方々からは極力会費を徴収しないよう配慮します。

<参加費の相場>

保育園・幼稚園・・・2000~3000円/家族
小・中学校・・・3000~5000円/人
高校・・・4000~6000円/人
大学・・・5000円~10000円/人

※公立の場合、先生たちは公務員にあたります。公務員法の兼ね合いから、会費を払わず保護者からの接待を受けることを禁じられています。
その場合は、事前に会費としてお食事代程度の金額を伝えておくとよいです。

保育園や幼稚園は、比較的会費を抑える傾向にあるようです。
また、公立校に通うことが多い小学校や中学校では、そもそも開かれない場合もしばしば。
高校では開催はされるものの、生徒は生徒同士の卒業パーティー、保護者と先生たちで謝恩会、というケースも見受けられます。
大学は学生自身がバイトをしていることが多く、比較的自由に使うことができる金額が多いため、予算感は高くなります。

また、謝恩会ではなく卒業パーティーとし、参加自由、教授たちにも会費を徴収する場合も多いです。

その他、PTA会費などで積み立てている場合は、参加費そのものを無料としていることもあります。
いずれにせよ、保護者から徴収したお金で運営を賄います。

積み立て以外の場合、ほとんどが任意参加となりますので、参加費を決定した後、謝恩会開催のお知らせを発行し、人数を把握します。

「設定した参加費×人数」が謝恩会全体の予算となります。

予算が決定したら、いよいよ企画に移ります。

④当日の大枠の流れを作りましょう

当日の大枠の流れを作りましょう

チーム全体で目指すゴールを確認、使える予算が決定したら、出し物など企画が始まります。
ここで登場するのが【企画・進行班】です。

まず、企画・進行班が当日の出し物や、タイムテーブルなどの案を決めます。
その案をもとに、運営メンバー(人数が多い場合は、リーダー陣とそれぞれの班長たち)で検討会を開きます。
検討会での決定をもとにそれぞれの班で行う作業を確認、班内で分担していきます。

<当日のタイムテーブル例>

12:50 卒園・卒業式終了
13:50 開場
14:00 開会宣言
14:05 保護者代表挨拶
14:10 食事を交えた懇親会
14:50 出し物
15:20 卒園・卒業生からのご挨拶
15:25 園長・校長先生からのご挨拶
15:30 閉会宣言

開催時間の目安は1時間半~2時間程度であることが多いです。
卒園・卒業式がお昼前後で終了することが多いことから、食事を兼ねた謝恩会がよく開かれます。
茶話会形式での謝恩会は、食事時間がかからず、時間を短縮して開かれます。

⑤具体的な内容を決めましょう

タイムテーブルが決まったら、謝恩会を盛り上げるための重要なコンテンツのひとつ!
「具体的な出し物」を決めていきましょう。

ここで重要なのは、園児や児童、生徒から先生方へ向けた出し物の時間も想定することです。

保育園・幼稚園向け出し物編

保育園・幼稚園向け出し物編

保育園・幼稚園では、保護者が主体となり、出し物を決定することをおススメします。
ここで、謝恩会出し物の実例を紹介いたします。

<保育園・幼稚園>
(1)この赤ちゃんだ~れだ!?
卒園時の赤ちゃんの頃の写真をスクリーンに映し、先生方に答えてもらうクイズ形式の出し物です。
子どもの成長を見てとれ、参加型なので盛り上がると評判です。
赤ちゃんの頃の画像や写真があればできるので、共働きのご家庭などが多い場合でも手軽にできることも人気の理由です。

(2)この先生だ~れだ!?
先生の身体の一部を順々に映し出し、園児に答えてもらうクイズです。
園児が参加できることで飽きさせず、また、答えになった先生にちょっとした質問をしてみるなど、先生の意外な一面などが覗けて盛り上がることができます。

動画制作が得意なら…
事前に園児の合唱を録音、それをBGMにしたスライドショーを作成するのもひとつです。
どうしても集中力が続きづらい年頃なので、開催時間が短いこともしばしば…そんな時このような組み合わせの出し物を組み込めると、短時間の会でも感動的な演出を行うことができます。

小学校向け出し物編

6年間という中で、子どもたちはさまざまなものを吸収し、成長しています。
小学生以上の出し物では、保護者の手助け半分、あとは子どもたちの自主性に任せてみることも良いかもしれません。
以下、出し物の例です。

【子どもたち】

  • 運動会で披露した学年全体演技など。
    行進やソーラン節、創作ダンスなど、学年全体で行った演技を改めて行うのも感慨深いものがあります。
    また、謝恩会に向けて新たに何か全体演技に臨むこともあります。
    小学生からは、進学するために受験する子どもも増えるため「このメンバーで一緒に何かできる最後の機会」でもあります。思い出を振り返りながら、最後の思い出作りもできます。
  • 思いで振り返り演奏会。
    小学校6年間ではさまざまな楽器に触れる機会も多く、自分で演奏することもできるようになります。
    例えば、音楽会が年間行事で催される学校などは、1年生から6年生までの課題曲をメドレーで演奏し、スライドショーを上映するなど、子どもの成長を感じるとともに、思い出を振り返る出し物です。
  • 漫才、コント
    学年に何人かは必ずいる、ひょうきんで面白い子どもたち。
    そんな子どもたちが、例えば先生のモノマネや学年で流行った鉄板ネタなどを交えながら繰り広げる漫才やコントも盛り上がる出し物の1つです。
    ただし、披露できる子どもの人数が限られてしまうので、他の出し物と合わせて披露することをおススメします。

【大人たち(子どもたちへのサプライズで)】

  • 保護者&教職員によるマジックショー!
    最近では、マジックグッズもバリエーションが増え、またクオリティが高く手軽にできるものが増えてきました。
    ちょっとしたイリュージョンショーなども、動画サイトなどにやり方が上がったりしています。
    例えば人入れ替えマジックで、1組の担任の先生が、2組の担任の先生に替わったり、用務員さんが、惜しまれつつも転任してしまった先生に替わるなど、ちょっとした時間でも盛り上がることができます。
  • おやじバンド!
    実は結構います「昔バンドやってました!」な教職員の方々やお父さん方。
    普段は絶対に見られない姿は子どもたちのみならず、大人でも盛り上がること間違いなしです。
    ちなみに筆者の時は、用務員の初老のおじさまが、ギターソロで早弾きを披露し、会場全体が喚声に包まれました。

中学校向け出し物編

中学校向け出し物編

中学校の3年間ではあらかた大人の手を離れ、学校行事の運営を行ったり、生徒会が機能し、自分たちで考えながら学校生活と向き合って、自立して行くことを学びます。
そんな過渡期の子どもたちは、強制されることを嫌います。まずは「謝恩会をやりたいかどうか」を問いかけてみると良いかもしれません。もし、そこでやりたくないという結論に至っても、それは彼らが考えた結論として、尊重してあげてください。
ほとんどの学校では3年生を送る会が催され、そこを感謝を伝える場として設けており、それで満足という子どもたちも多いようです。
開催したいとなった際は、以下をご参照ください。

【子どもたち】

  • 部活動ごとのお礼タイム!
    同じ部活動のメンバー同士で集まって、全体で発表する機会はそう多くはなく、卒業イベントでもクラスごと、学年全体がほとんどです。
    おそらく中学校生活内で最も密なコミュニティが、部活動です。
    改めて、顧問へお礼を伝える機会を作ってあげることも、感動的な演出となります。
  • 生徒会暴露大会!
    分別がつく年頃だからこそ「実はあの時こんなことを思ってましたー!」という実は…な話を叫んで発表します。
    生徒会だからこその先生の裏話や、自分のちょっと恥ずかしい失敗談など、「あの時の裏側」が垣間見えると楽しい出し物になります。
  • ベスト○○アンケート
    事前に生徒たちにアンケートを取ります。
    「この学年で、一番お金持ちになりそうな人は?」や「ベスト隠れた必殺技を持っていそうな先生」など、ざっくばらんに10~20項目程度をアンケート集計し、謝恩会で発表するというもの。
    あまりかたすぎる項目は入れず、フランクに回答できる項目を多めにいれておくと、より盛り上がります。
    また、その結果をまとめた小冊子を作成し、発表後配ったりするなどすると、想い出の品となり、同窓会などの話題にも繋がります。

【大人たち(サプライズとして)】

  • ダンス披露
    保護者と教職員の有志で、在学期間中に流行った曲などを披露。
    アイドルの曲などは衣装も用意するなどすると、一層盛り上がります。生活指導など普段厳しい男性教諭が、女装してセンターでダンス、というのも普段のギャップから人気の演出です。
  • 先生 de 大喜利
    先生事情に詳しい保護者や、先生方など5人程度で行う大喜利。
    本当の即興は難易度が高いので、予めおおよその内容を決めて発表することをおススメします。
  • あの頃は若かった…あの先生の今昔クイズ
    先生の中学生時代の写真や画像を集め、どの先生のものかを当てるクイズです。
    4択にしてこの人だと思う人の番号札をあげる、もしくは挙手してもらい、外れた人から座っていき、最後まで残った人にちょっとした景品を用意するなど、みんなで楽しめる出し物です。

高校向け出し物編

高校向け出し物編

高校では、歓談を楽しんだりすることが多く、出し物を簡易的に済ませることも多くあります。
また、子どもたちは子どもたちで各々クラス会などを計画していたりと、謝恩会は保護者と教職員で行われることもままあります。
3者揃う謝恩会の場合でも、出し物は子どもたちで企画、保護者は会全体の運営に徹することが多いです。
子どもたちが行う人気の出し物としては以下のようなものがあります。

  • バンド演奏
    軽音部があったり、文化祭等披露する機会がこれまでに比べて多い事から、子どもたちでのバンド演奏には人気があります。
    文化祭で盛り上がった曲、その学校で流行った曲など、2曲程度を演奏することが多いです。
    高校生ともなると演奏技術が高く、知識も豊富なので、任せっぱなしでも問題ないです。
  • 全体合唱
    最近はJ-POPを合唱アレンジしたものが多く出回っており、子どもたちなりに良いと思った楽曲を選曲、自主的に練習を行い、発表を行います。
  • ダンス
    保育園や幼稚園のお遊戯の頃にはなかった、キレや迫力のあるダンスの披露です。
    ダンス部が中心となることが多く、エンターテインメントとしてキチンとした表現がなされます。

大学向け出し物編

大学向け出し物編

謝恩会でおそらく唯一お酒が提供される場となります。
シンプルなものにしておくとベターです。
例えば

  • ビンゴ大会
  • モノマネ大会
  • 芸人を呼んでのお笑いライブ

など、あまり考えなくてもみんなが楽しめるような出し物を企画しておくと良いでしょう。
またゼミなど見知った人が多い集まりでは、寸劇を交えた想い出動画などを上映しても盛り上がるかもしれません。
大学の謝恩会は完全に学生主体での企画となり、専用の委員会を設けることがほとんどです。
人数も多い事から、学部・学科ごとやゼミごとなど、それぞれのコミュニティーに分かれて開催されます。
幹事はまず、どのグループで開催されるのかを把握します。

ゼミや研究室での謝恩会であれば、皆知った仲であることが多いので気にしなくて良いですが、学部・学科ごととなると、そもそも誰が在籍しているのか、規模が大きすぎてわからないことがほとんどです。
そのグループの情報をすぐ手に入れられる人脈を抱き込みます。
例えば、学部・学科長の教授にアポイントを取り、謝恩会開催の許可や確認と合わせて、所属している教授や学生のリストをもらえないかの交渉をします。
もしリスト出しを断られてしまった場合は、学生課へ問い合わせれば、リストをもらえる、もしくは閲覧できる場合があります。
おおよそ全体の70%程度を参加人数と想定しておきます。

続いて、会場選びです。
学校の記念ホールなどが借りれる場合は問題ないですが、ほとんどは外部のレンタルスペースや飲食店、ホテルなど、スペースの予約をしておく必要があります。
会場手配に関しましてはこちらをご参照ください。
同じ大学内でも、また他大学とも争奪戦となるので、できれば半年ほど前には場所を押さえておくのをおススメします。

⑥食べ物、飲み物の手配

食べ物、飲み物の手配

お昼過ぎの開催が多い事から、食事を兼ねた懇親会のようにして開催されることが多い謝恩会。
せっかくの集まりなので、料理も失敗できません。
どんなお料理が好まれるのか、実際の料理プランとともに紹介いたします。

まず飲食代にかける予算ですが、一人当たり参加費の70~75%程度を見ておくとよいでしょう。
また、簡単なおかしとお茶などだけで行う茶話会形式も保育園・幼稚園、小学校などでは多く見受けられます。
今回は立食パーティーを想定したプランを、参加費ごとにご紹介いたします。

<参加費2,000円(飲食:1,500円)プラン>

  • おむすび盛り合わせ
  • 鶏の唐揚げ
  • トマトソースハンバーグ
  • 中華オードブル
    +ソフトドリンク

保育園・幼稚園、その他軽食向けのプランです。
基本的にサービススタッフが付かず、お料理のみのお届けでのご用意となります。

<参加費3,000円(飲食:2,000円プラン)>

  • シーザーサラダ
  • ポテトフライ
  • バケットパニーニ2種盛り合わせ
  • 若鶏の唐揚げ
  • シーフードミックスフライ
  • ミートボール
    +ソフトドリンク

保育園・幼稚園、その他人数の少ない(10~20名程度)集まり向けのプランです。
サービススタッフをつけることもできますが、お料理のボリュームを重視する場合は、お料理のみのお届けをおススメします。

<参加費4,000円(飲食:3,000円プラン)>

  • バケットのエッグベネディクト風 カナッペスタイル
  • 鶏の香味チリソース
  • グリル野菜のサラダ仕立て 菜園風
  • 熟成ロースのカツサンド
  • シーフードピラフ~セルクル仕立て~
  • イタリア産ホエー豚のグリル タスマニア産粒マスタードソース ★温菜
  • 塩焼きそば ★温菜
    +ソフトドリンク(飲み放題) or 缶ビール・缶ハイボール・缶チューハイ(1人2缶)

食事としては比較的満足感のあるプランです。
このくらいの予算があると、サービススタッフを派遣することもできるので、あたたかいお料理をお楽しみいただけます。

<参加費5,000円(飲食:3500円プラン)>

  • バラちらし寿司
  • ミックスサンドイッチ
  • フライドチキン&ポテト
  • シーザーサラダ
  • 津軽鶏のよだれ鶏仕立て
  • 白身魚のカルパッチョ
  • フロマージュ&ドライフルーツ
  • 豚肩ロースのキムチチーズ焼き ★温菜
  • シーフードチリソース ★温菜
  • 桜海老と若筍のスパゲッティー ★温菜
  • ラザニア ★温菜
  • デザート盛り合わせ
    +アルコール&ソフトドリンク飲み放題(1.5時間)

比較的大人数(150人以上)が参加する集まり向けのプランです。
立食パーティーとして十分に満足でき、サービススタッフも付くので、あたたかいお料理もお楽しみいただけます。
基本的なアルコール、ソフトドリンクも時間制の飲み放題でつけられるので、飲み物の不足を気にしなくても良くなります。

お料理のみお届けプランは、ごちクルの宅配オードブル  にてさまざまなプランを展開中です。
是非一度ご検討ください。

⑦当日の役割を決めましょう

ここまで来ればあとは当日を迎えるばかり、ここで当日用に人員配置を行います。
当日までの準備に関しては班に分かれ、それぞれに作業を進めていきますが、
当日は各自それぞれに役割を振り分けます。

ここで中心となって動くのは、【企画・進行班】です。
会場全体を大きく3つに分け、それぞれを仕切ります。
例えば

1.ステージ統括

発表者にマイクを渡したり、次の登壇者をアテンドするなど、スムーズに発表、出し物を進めて行くことを目的とします。
誰が誰を呼びに行き、誰にマイクを渡すのか?またどっちから入場してもらい、どっちにはけてもらうか?などステージ上の動線全体を仕切る担当です。

2.ホール統括

お料理のスペース管理や、ステージ観覧者の誘導、必要があれば受付など、参加者全体の把握・管理を目的とします。
会場規模に応じて人数を当て込み、万一の事態に備えます。

3.裏方統括

BGMの管理や、ステージのセッティング補佐、映像の準備、上映など、演出周り全体を管理します。
専門的な知識を要する場合があるので、得意な人・抵抗のない人を優先的に当て込んでいくとスムーズです。

各統括リーダーは企画・進行班が担当し、それぞれがどういう状況であるか?ヘルプは出したほうが良いか?など全体感を共有、それぞれのメンバーに伝達し、指示を送ります。
また、可能であれば前日に流れのリハーサルを行うことができると、より当日スムーズに進行ができます。

なお、不測の事態が起きた場合のエスカレーションも考えておきましょう。
基本的には以下のようになります。

4.メンバー → 統括リーダー → リーダー陣 → 先生方

まずは統括リーダーで判断を行うようにしてください。
メンバー個人に判断を委ねてしまうと、ゲストであるはずの先生方をいたずらに巻き込みかねないこと、何が起こっているのか、全体を把握できなくなってしまうことなど、混乱を大きくしてしまう恐れがあるため、情報は集約していくようにしましょう。
統括リーダーからリーダー陣へ相談する場合は、「先生を頼らなければならない事かどうか」を判断するためです。

当日はさまざまなことが起こる可能性があります。

  • 料理、飲み物がなくなってしまったが、まだ会の時間はたっぷりとある。
  • 物をぶつけてしまい壁に穴が開いてしまった。
  • けが人、急病人が出た。

など、起こってから考えるのでは遅い場合もあります。
事前にできるだけ、シミュレーションしておき、当日あわてず対応できるよう備えておきましょう。

⑧引継ぎ資料を残しましょう

謝恩会を終えてから、最後にひとつだけお仕事があります。
翌年度のメンバーのために引継ぎの資料を残すことです。
内容としては

  • 各班の構成メンバー
  • 各班で行った仕事(箇条書きで良いです。)
  • 各班使用した予算
  • 準備物の手配などをした業者など
  • 各班準備を進めて行く上で工夫したこと、改善点
  • 当日の様子

など、どのように運営をしていったかを記録し、残しておきます。
面倒かもしれませんが、各班ごとに活動記録を残しておくと、引継ぎ資料の作成が楽になります。

最後に

いかがでしたか?
謝恩会の運営は確かに大変なことも多いですが、他ではなかなか味わえない、張り合いと達成感を得られます。
当日の成功の秘訣は、

  • 目標、目的を見失わないこと
  • きちんとチームで役割を振り分け、分担して作業すること
  • それぞれご家庭の事情などがあるので、自分を基準にしないこと
  • 「報、連、相」を徹底すること
  • 何より、みんなに楽しんでもらいたいと思うこと

この5つを意識していれば、十分に満足度の高い謝恩会になります。

おまかせケータリングdishでは、お料理や会場装飾でお客さまをお手伝いいたします。
学び舎にお礼とお別れを告げる貴重な集まり、より想い出に残るよう、一緒に作り上げていきましょう。ぜひ一度、お気軽にお問い合わせ  ください。